問題意識を持つということ
宇宙から
物事には必ず裏や表があります。その裏や表が絡み合ってさまざまなことが起こります。ですから、さまざまな価値観が生み出されるのです。さまざまな価値観からそのときその時に応じた自分なりの価値を意味づけることができるようにするのが、学習ですね。物事は一方方向に流れているのではないと、さまざまな面があってそれを自分が見ているのはただ一方だけだと思えれば、ほかの見方も探してみようと思えるのではないでしょうか。世界にあるあらゆる物事に対する尊敬や畏敬の念をもって接するときにそういう見方を追求しようと思えると考えるのです。
 物事を見るときにあんまり近いとよく見えませんね。また遠すぎると詳しく見えません。ですからよく観るというのは、適当な距離にいることというのではなくって、近くに行ったり、遠くに行ったり、反対向きに見たり、下から見たり、うえからみたりと様々に労を惜しまずそのものに対してみようという意識を持つことだと思います。その中に寛容ということが生まれ、寛容があるから見守ることができ、考えることが出来るのだと思います。いうなれば寛容というのは、ある意味、物事に対する本人の心の姿勢とそのものとの視野と距離に関係していると思うのです。そういう寛容の姿勢がなければ問題意識も生まれません。逆に寛容の姿勢がありさえすれば、身の回りの世界に少なからず自分が関わっていることが考えられるようになるし、どう自分が対処していけばいいのか少しずつ理解していけるものだと思います。ようは考え方ひとつで、自分の視野も将来も関わり方も変わってくるものです。
| ミーム | 10:19 | - | -
人間社会における塩梅の大切さ
うめぼし
 塩梅という言葉がある。これは、昔料理の味を決めるのに塩加減と酢の加減でおいしさがきまるということを表しているが、転じて人間関係における配慮という意味にも転化して使われるようになったそうだ。
 人間関係の中で塩梅というものが重要であることは言うまでもない。しかしこの塩梅というものが、昨今大変難しく感じてくる。というのは、人が多様化して一義的な塩梅では成り立たなくなってきたからだ。
 そこで、本来の塩梅という面から考えを進めてみると、名人の料理とはたゆまぬ努力と経験を積み重ね、ベーシックだけどオリジナリティを持った上品さを持っているものだと思う。さらに、常に均一の味が出せることが絶対条件であることがプロの仕事である。名人はその上にゲストの様子を見て、本当にその人が好む味に微調整する。人間は日々変化する。だからこそ、そのときそのときに合ったように微調整を繰り返すのである。そうやって考えると塩梅というのは、本当に奥深く難しい。ありのままをやっても足りないし、常にオリジナリティを求めないといけないし、さらにその場その場で微調整しなければならない。それを全部ひっくるめて調和させてこそ、名人の塩梅というのであろう。
 その塩梅も食べてくれる人がいて、本物になる。ということは、塩梅というのは一方的ではなく、提供する人も提供される人も共に参加して本当の塩梅が生まれるということになる。とすると、味に注文をしてくるゲストは、本来大切な塩梅のひとつなのかもしれない。
 人間社会にもそれと同じことがいえる。人間関係の中で塩梅をはかり、施すことは本当に難しい。結局塩梅に答えは無いのだ。それは人が経験から掴んで施し、失敗を繰り返しながら学ぶしかないのかもしれない。そういう寛容な時間と態度と真摯な態度が、真の塩梅を生み出すのだと思う。

投稿者 nemo : 午前 1:29 | ミーム
| ミーム | 10:13 | - | -
生きている記憶
脳
 人間の記憶というものは、長期記憶と短期記憶というものがあると以前何かの本で読んだが、現在短期記憶と言わないで、作業記憶というそうだ。ちょっと見て覚える力(作業記憶)について、学習場面での指示や発問に対して思いをめぐらせてきたが、少しのヒントになった。作業記憶というのは、限られた量の作業バッファ(覚えるだけの領域)を持っていて、言葉も行動も同じようにその領域に入るそうだ。だから、「机の上のボールを取る。」という指示の中にすでに3つの要素が含まれている。言語だけなら大人で最大7つくらいだそうだが、行動を伴うと大人で3~4つくらいしか覚えられないそうだ。ましてや子どもは2つ~3つ。分かりやすいように丁寧に言ったつもりが、途中で記憶されてないという本末転倒はこうやって起こるものなんだなと思った。
 逆に長期記憶というのは、意味記憶というのだそうだ。物事の関連付けを覚えるのであり、つまりリンク構造を記憶するということになる。イメージや言語で捉えた感覚をリンク(意味づけ)するので、実質無限に近い記憶バッファを持つ。人間はこの作業記憶と上手に使い、意味記憶を誘発することで「わかる」のだそうだ。といっても、インターネットの世界と同じようにリンクは時間がたつと途切れる。常に更新しないものは劣化していくというのは、記憶も生きている証なのだろう。
| ミーム | 10:11 | - | -
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