
学力についてどのように捉えるかという議論は今でもさかんに行われています。
話し合っても立場が違うときりがないのがこの「学力」問題で、だからこそ個人がど
うとらえているかという設問になるのでしょう。以下に二つあげましたので、ことば
だけじゃなくって概念やイメージでとらえていただけたらと思います。
「学力」は大きく3つ(A、B、C)に分けられるそうです。「学力」を一かたまり
にして海に浮かぶ氷山として考えるとよく分かるそうです。
一つはA・・・氷山から「目に見える学力」として「知識・理解・技能」=「知っ
ている・分かった・できた」と言われるものです。20世紀の日本の教育はここを一
番重要していました。これは「受験の学力」と言われるものです。
2つめはB・・・「思考力・判断力・表現する力・コミニケーション能力」といわ
れるもので特に日本人の弱い部分です。ディベートする力もそうです。氷山からは半
分くらい見える学力と言えます。
3つめはC・・・「関心・意欲・態度」といわれるものです。別の言葉で言いかえ
ると「感動・感性・驚き・やる気・基本的生活習慣・規範意識」といえます。これ
は、従来学校ではあまり重視されなかったものです。しかし、一番大切ですよね。氷
山からは「見えない学力」といえます。
最近学校では「総合的な学習」というのが授業として行われていますが。これはC
→B→Aの学習といえます。21世紀を生きる子ども達に「生きる力」をつけるため
にこの学びが実施されています。
また、このような定義をしているところもあります。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~totatu/gaku.html
これは、学力がけっきょくなんなのかっていう動物学的なアプローチまで及んでいま
す。
そう考えると、私たちが学校で子供たちの学力を向上するために努力しているのは、
本来人間のもっている知能を高めて、他の動物たちと隔絶した優位にたつことによ
り、将来あらゆる環境にも知能を駆使して適応して豊かに平和に暮らしていくためと
いうことでしょう。そして生物学的な反映は人間として知能というものによってなさ
れると信じられているからでしょうね。