考察ってなに?
考察とは、比べることから問題を見出し、「何が」」「どのように」という問題の根拠を予想し、確かめるために具体的な活動(実験・観察・操作など)を行い、その結果と予想を比較検討することから得られる自分なりの意見を言う。
考察する力を個々の子どもに身につけさせることが、いわゆる学校における「考える力を育てる学習」である。(夏休み研修メモ)

では、具体的に自分なりに解釈し、上記の言葉を分析すると・・・
【問題を見出す】目の前の物を比べたり、もしくは目の前にある対象と自分の持っている概念と比べたりすることから気がつく違いや類似点が「なぜそれが生じたか。」「どのように生じたか。」「何が原因なのか。」と考え、それについて自分なりの予想し、その予想が本当にあっているか検証しようとする気持ちが高まるところから問題が生じる。
【確かめるための具体的な活動】まず自分の持っている既成概念や常識と照らし合わせあってるかどうか検討をつける。次に今まで学習してきた事実と照らし合わせ、その延長線上に今の事実があるかないか見つける。さらに、さまざまな方法で調べ、なるべく確からしい事実と照合し、自分の持っている知識とすり合わせて(置き換えて)考える。(自分の言葉で調べた事実を言い換えれたらOK)
 その上に予想された事実を具体的な操作(実験、観察、計算、表現、操作)で再現することで、考えていることが正しいかどうかを判断する。確かめるという活動には、ただ予想されたことをやればいいというのではなく、操作そのものにも自分の持っている既成概念とのすりあわせが行わなければ、操作活動やその過程に価値を見出せない。だからこそ「予想された事実と自己の持っている既成概念との自己内対話」が絶対に必要である。そこから「確かめる」ということがスタートする。
【結果】あくまで結果とは事実である。変えられないものでもあるし、変わってはいけない。この前提なくして考察はなりたたない。もし都合がいいように結果が改ざんされたなら、最初の問題を見出したり、確かめるための具体的な活動を考えたりする意味がなくなってしまうからである。自分の予想と反した結果にも向き合える勇気が必要である。また予想と違っていたら、なぜそうなのかというフィードバックして、目の前にある対象をもう一度見つめなおすことが大切である。つまり、結果とは「目の前にある対象をもう一度見つめなおすこと」である。そして、対象に対して最初に見つめた自分と今の自分の中でどこが違うかをみつけ、それを自分の言葉でまとめ(書いたり話したりといった表現をする)ればいいのである。まとめたものは、ひとつの経験として自分の概念の一部となる。
 そして新しい概念を得た自分自身は、新たな対象との出会いを待っているのである。

雲百景
| 教育 | 09:31 | - | -
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